今回はこれまでと何のつながりもない素人の戯言だ。いや、光だけは共通か。
水と空気と光・・・これは植物の光合成と関係する。植物は、葉緑素を含む葉緑体を備え、水と空気中に存在する二酸化炭素とを原料にして葉緑体が光からエネルギーを得ることで炭水化物を合成する。さらに、植物によってはさつまいもやマメのように空気中の窒素を固定化する微生物と共生する機能も備えていて蛋白質まで合成してしまう。窒素固定をする微生物と共生しない場合でも、雷の電気エネルギーが空気中の窒素を窒素酸化物に変えて土に落下し植物の窒素肥料となる。それに比べて動物は植物を食として取り入れることしか炭水化物やタンパク質を得ることができない。すなわち、植物が繁栄しなければ動物が生きることができない。植物や動物が生きるためのエネルギーを生成するためにはウィルスのようにかつて組み込まれたミトコンドリアを利用するために酸素を必要とするが、酸素は光合成の副産物として水や二酸化炭素から引き抜かれて得られるので空気の必須成分ではない。一方、タンパク質を合成するには窒素が必要であるが、窒素は殆ど空気の必須成分である。
以上のように考えると、水と二酸化炭素と窒素と光とがあれば生命は繁栄し得る。今の地球の大気である空気は約8割の窒素と約2割の酸素を主成分とする。その次に少量の二酸化炭素を含んでいる。光はもちろん太陽から与えられるので太陽を中心とする地球の公転と自転とで周期的に変動しながら供給される。植物は昼間は光合成を行えるが、夜間は生命維持のために空気中の酸素を消費するのみである。さらに、動物は昼夜問わず生命維持のために空気中の酸素を消費するのみである。人間が地球で生きていけるか否かは植物の繁栄にかかっているように思えてきた。特に海中に住む植物プランクトンの量は膨大である。そして、それを餌にする動物プランクトンも膨大である。そして、動物プランクトンが増えればそれを食する魚も繁栄する。陸上の植物も重要だが、一番はもしかしたら海中の植物プランクトンかもしれない。ちなみに海中の藻には窒素固定ができるものもあるらしい。
水と空気と光・・・「存在は全てが光」も興味深いが、生命誕生も興味深い。。。ふと、 のことを思い出した。。。