新たなテーマとして「対称性」をしばらく勉強することにした。対称性という概念は自然を整理するための指標として存在していると考えられるからだ。
数学者 が証明したネーターの定理がある。ある種の対称性があればその物理量に保存量が存在するというものである。また逆に、物理量に保存量が存在すればその物理量に対称性があるとも言える。例えば、電荷保存の法則(ゲージ対称性)、エネルギー保存の法則(時間並進対称性)、運動量保存の法則(空間並進対称性)等、色々な保存則があるが、その裏には対応する対称性が存在するということのようだ。
一方で、場の量子論では色々な対称性の破れが登場する。ゲージ対称性の破れ、パリティ対称性の破れ、カイラル対称性の破れ、そして、CP対称性の破れ等である。なお、ゲージ対称性の破れについては、本当に破れているのではなくただ隠れて見えないだけというのが都合が良い。ゲージ理論が成り立つためには、ゲージ対称性が本当に破れてしまっては困るのだ。
とは言え、これまでの場の量子論の勉強を通して幾らかは学んできたはずであるが、理解不足を感じている。まずは、坂本眞人先生の「場の量子論(Ⅰ)(Ⅱ)」を対称性の観点から読み直すことから始めたい。。。


