新年おめでとうございます

 昨年は自仮説の「量子場光学」を立ち上げました。そこでは、量子の素励起情報の波動という概念の導入と、正世界(plus-verse)と負世界(minus-verse)とからなる双子世界(twin verse)という概念の導入と、量子の場図表現という量子状態の表現方法の提案とを行いました。各種の量子論の中での量子場光学の位置付けを検討しました。そして、昨年末に7つの課題を取り上げてその棚卸しをしました。今年はさらなる深堀りを目指しつつ、「量子場光学」の構築を確かなものにしていければいいなあと思います。ただ、自分の興味を満足させるための活動なので無理をしないであくまでのんびりです。そして、興味が色々と発散して寄り道だらけとなるでしょう。『「存在は全てが光」への道』は険しいですが、一方でワクワクする話題が次から次へと出現します。

 早速ですが、今非常に関心があること。。。それは真空エネルギーと自仮説で提案した場図表現との関係です。「光とはなにか」に特に興味があるので昨年末に導入した正世界と負世界から構成された双子世界と真空エネルギーとの意味付けを考えています。 H.G.Casimir Casimir 力を計算するのに \zeta 関数を用いて繰り込み計算を行いました。これと同様にして、正世界に光子の生成を意味する正値1を負世界に光子の消滅を意味する負値ー1を付与して光子の生成と消滅の繰り返しを時空の積分と考えると次式を思い浮かべることができます。すなわち、次のような無限交代等比級数での解析接続です。

 \qquad \displaystyle{ "1-1+1-1+ \; \cdots " = \frac{1}{2} }

 \qquad \displaystyle{ "-1+1-1+1- \cdots" = - \frac{1}{2} }

光子のエネルギーとして時空で積分すると0となりますが、光子の生成と消滅を無限回まで繰り返すと \frac{1}{2} となってまるで人間が認知できる正世界では真空エネルギーは \frac{1}{2} \hbar \omega のように見えるかのようです。ちなみに光子の消滅と生成の順で無限回まで繰り返す負世界での真空エネルギーは - \frac{1}{2} \hbar \omega となります。かなりのコジツケかもしれませんが、気になって仕方が有りません。そこで、今年は場の量子論で出てくる繰り込みの理解に必要な解析接続の勉強にもチャレンジしていきたいなあと思います。そこには何か不思議なことがあるように思えてならないからです。。。

 トンデモな戯言は続きますが、今年も宜しくお願い致します。