エネルギーの局在性と横モードについて雑感2

 2024-02-07の投稿『エネルギーの局在性と横モードについて雑感』で、『光子も電子も横モードは質量ではなくエネルギーの局在性と関係しているのではないだろうか。』と再考を試みた。しかし、結論としては再考を中止した。

 さて、今回ちょっと顕微鏡のことを思い出した。光学顕微鏡と電子顕微鏡。ビームを絞るためには波長が短い方が良い。光の場合であれば可視光よりもX線の方が原理的には望ましい。光に比べて質量のある電子の場合はもっと容易に小さく絞ることができる。この波長は de \; Bloglie の物質波の \mathbf{p} = \hbar \mathbf{k} と関係している。逆説的かもしれないが、光子も電子も横モードは質量だけではなく質量エネルギーも含めたエネルギーの局在性と関係していると推察される。

 それではエネルギーを局在させる力とは何なのか。低エネルギーの光の場合はそのような力は働いていない。そして、電子の場合は質量と関係している。それでは高エネルギーの光の場合はどうか。やっぱり電子対生成、電子対消滅の理解がその鍵を握っているような気がする。しかし、それ以上はわからない。J.J.Sakurai著の2冊の日本語訳「上級量子力学」をしっかり読んでみてから再度考えてみたいと思う。確かポジトロニウムというのが載っていたような。なんかヒントがあるかもしれない。これは『「存在は全ては光」への道』にもつながる気がしてワクワクする。。。という雑感であった。。。