量子の場図表現とZitterbewegung 及びヒッグス機構

 量子の場図表現に示すP軸方向の振動とT軸方向の振動について、電子の Zitterbewegung との関係が気になる。電子の場図表現におけるPT図の左回りの回転角振動数は電子の Zitterbewegung における \omega_z = 2mc^2/ \hbar ということはないか。これは Zitterbewegung の勉強も必要ということ?光子の場合はP軸方向の振動だけだけどこれも Zitterbewegung の一種?。 m=0 だから \omega_z = 0 となってしまい、光子のP軸方向の振動は Zitterbewegung の一種というよりは、単に E= \hbar \omega_i \omega_i に関係するような気がする。ただし、正世界と反世界とを往復することを Zitterbegegung というならやっぱり一種か。また、電子の慣性質量の起源についてヒッグス機構の勉強をしないとと以前呟いたけど、今、電子の場図表現のPT図を見てたら気になることがあった。正世界も反世界も左回りの回転だが、正世界から反世界の方をみると左回りが反転して右回りに見えるということはないか。そうなら、正世界からみたら左回りと右回りとが繰り返しているように見えるということ?ちょっとこじつけっぽいが左回りスピンと右回りスピンとの繰り返しならヒッグス機構との関係が見えてくる。ヒッグス機構において左回りスピンと右回りスピンの繰り返しが、どうして量子の速度と関係するのか私にはイメージ的にわかりにくかった。カイラル対称性が破れて質量が生じたといわれても、スピン状態の転移が電子の動きに対する抵抗力となりと言われてもどういうことって感じだった。でも、慣性質量がある電子の場合は時間軸の振動があることで速度が光速を越えられず、質量の無い光子の場合は時間軸方向の振動が無いので光速のままというなら一応辻褄が合う。時間軸方向に振動があるということは、行ったり来たりということだからだ。おっと戯言から妄想に変わりつつあるが、勉強することがどんどん増えてきた。でも、やっぱり鍵になるのはまずは不定計量の理解か。定量的検討は量子光学を利用し、定性的理解は場の量子論を考慮するというのが量子場光学の方針だ。

電子のPT図
光子のPT図

 なお、ここのところ物理の話ばかりになって、 python がなおざりになってしまっている。 Jupyter \; notebook は使っていて数式入力にはかなり慣れてきたが、 ubuntu にインストールした qutip は随分ほったらかしだ。そのまえに sympy の勉強も遠ざかっていた。・・・